プレゼンって、どうしても苦手!
どうしたら緊張しないでプレゼンできるようになる?
一般企業に就職すると、誰もが通るであろう道が人前でのプレゼンです。
何かの企画資料、提案資料、報告資料など、あらゆる場面でプレゼンがついてまわります。
多くの人は「プレゼンに苦手意識」を持っているのではないでしょうか。
そしてプレゼンのために人前に出ると緊張して上手く喋れないという場合が多いでしょう。
ここではプレゼンが苦手な人の特徴や緊張を克服するコツをご紹介します。
そしてプレゼンが上手になるコツも伝授していきます。
Contents
プレゼンが苦手な人の特徴とは?
プレゼンが苦手な人にはある種の特徴があります。
あなたも苦手なタイプの特徴に当てはまる点があるのではないでしょうか。
基本的な立ち振る舞いについて
話にメリハリがない
緊張のあまり最初から最後まで休憩なしに喋り続けてしまったり、逆にまとまりがなくてダラダラ話してしまうと、聞き手の集中力が持ちません。
話し方のスピードや言葉選びにも気遣いが見られず、「とにかく早く終わりたい」という気持ちが強く出てしまうと、聞き手は全く理解できないままプレゼンが終わってしまいます。
「~で」や「~だから」などの接続詞が連続して、言葉が途切れない傾向にあり、聞いている人を疲れさせてしまいます。
聴衆の反応を考えていない
失敗せずにプレゼンできたとしても、聞き手の心に残らなければ意味がありません。
プレゼンが苦手な人は聞き手の反応を見ておらず、自分勝手に喋っている傾向にあります。
聞き手に「興味を持ってもらう」ためには、話す側も聞き手の反応を見て、対応を変えていく必要があります。
新しい提案で興味を引きつける、ユーモアや親近感を感じさせる話をする、などの工夫が必要です。
スライドについて
一つのスライドに情報が詰め込まれていて内容にまとまりがない
プレゼンが苦手な人は、話の内容が非論理的でまとまりがないプレゼンをしてしまいます。
また、ひとつのスライドにたくさんの情報を詰め込んでしまう人も多く、テーマが伝わりにくいです。
あれもこれもと内容を盛り込みすぎると、かえって聞き手の印象に残らなくなります。
「結局何が言いたいんだろう?」と疑問を持たれない為にも、プレゼンのテーマは一つに絞るべきです。
文字ばかりで図解がない
スライドいっぱいに文字を埋め込んだプレゼンは、そのスライドが表示された途端、聞き手の集中力を分散させます。
プレゼンが苦手な人には、内容を伝えるための手段に文字以外を知らない人が多すぎます。
また、カラフルすぎて目がチカチカしたり、アニメーションの多用も逆効果です。
グラフ、表、図、画像、動画といったツールを組み込むことでより分かりやすいプレゼンになるので、できるだけ文字は減らすことを考えましょう。
当日までの準備について
聞き手側の反応を想定していない
プレゼンの内容が良くても悪くても、聞き手側からは何かしらの反応があります。
最も多いのは質問や意見です。
こういった質問に答えられないから「プレゼンが苦手」という人もいるのではないでしょうか。
プレゼン資料を作成したら、ある程度の聞き手側の反応を想定して、リサーチするべきです。
聞き手側の反応を想定していないので、深い質問へのリサーチができていない、その結果質問に答えられず、プレゼンに苦手意識を持ってしまうのでしょう。
使う機材をチェックしていない
プレゼン資料を作成して、リハーサルを繰り返したとしても、当日に使用する機材が不調になればプレゼンは台無しです。
プレゼンが苦手な人は当日に使用する機材のチェックやメンテナンスを忘れていることが多いです。
資料を映すプロジェクター、スクリーン、マイク、照明など、どれか一つでも故障していれば、プレゼンはできなくなってしまいます。
準備は手を抜かず入念に行うのがプレゼンの基本です。
緊張を克服するコツとは?
プレゼンをする場合は、プレゼンによって行動を起こしてほしい「聞き手」が必ずいます。
その聞き手は、同僚や後輩である場合もあれば、上司や部長、課長、または社長が相手になる場合もあるでしょう。
聞き手に回る人物によって緊張する人もいれば、単に人前で話すこと自体に緊張する人もいます。
では家族ならどうでしょうか。
それほど緊張しないという人が多いのではないでしょうか。
この違いは、緊張を克服するコツが物語っています。
自信を持つ
プレゼンに緊張してしまうのは、プレゼンをする内容に不安があるからです。
不安が一つでもあれば、それは頭のどこかに引っかかってあなたから自信を奪います。
ですからプレゼンする資料には不備があってはならないのです。
作成したプレゼン資料はブラッシュアップを繰り返して、不安点がないように仕上げていきましょう。
不明瞭な部分があればリサーチして、明確にしておくと、それが自信に繋がります。
事前リハーサル
人前で話すことに緊張してしまうのは、「もし間違えたらどうしよう」という不安もあるでしょう。
また人前で話すことに慣れていない人は、ただ話すということすらも出来なくなってしまう可能性があります。
それを克服するには、とにかく人前で話す機会を得て場馴れすることです。
プレゼンをすることが決まったら、必ず「事前リハーサル」を行いましょう。
1回目は緊張するかもしれませんが、何度も繰り返すうちに話す内容も覚えてきますし、人前で話すことにも慣れます。
事前リハーサルはできるだけ本番に近い環境で行うのが理想です。
それが難しい場合は、音響設備があり人目を気にせず練習できるカラオケボックスなどがおすすめです。
会社の同期や後輩でもいいですし、友達に頼んでもいいので、必ず聞き役を設定しましょう。
しっかり立って声を出す練習をすれば、数をこなすほどに自信がついて緊張しなくなります。
力を抜く
緊張している時は交感神経が優位になってしまうので、知らないうちに身体に力が入っています。
緊張状態を和らげてリラックスするには、身体の力を抜くのが効果的です。
しかし上司の前でプレゼンするのに緊張しないなんて無理!という人もいるでしょう。
そんな時は、上司の前でやるのではなく、家族の前でやると考えます。
家族の前でなら自然と力が抜けて緊張する人は少ないはずです。
また、すべてを完璧にこなそうとすると、余計に緊張してしまう経験はありませんか。
緊張する人がプレゼンを完璧にやろうとすると、余計に緊張して失敗してしまうことがあります。
ですから本番を迎えたら「なるようになれ」「失敗してもま、いっか」という精神で取り組むと良いですよ。
プレゼンを上手くするコツ

プレゼンが上手になるコツは、最初の掴みが重要だということを分かっているかどうかです。
プレゼンの始まりは発表者として1番緊張する時間ですし、そこにいる聞き手の全視線があなたに注がれます。
そんな状況でも堂々とプレゼンを始められるかは、成功への分かれ道です。
最初の掴みの段階で、聞き手に興味をもってもらえるか、続きを聞きたくなるのかがポイントです。
いきなり本題に入ってダラダラと前書きや体験談を述べても、聞き手の心には響きません。
まずはあなたという人物に興味を持ってもらうようにしましょう。
ユーモアのある自己紹介や、聞き手が興味を持つ話題などを織り交ぜて笑いを取るのはありです。
そして本題に入ったら、まずは結論を最初に提示して、そこから理由や原因を紐解いていく形が望ましいです。
プレゼンのゴールは聞き手にアクションを起こしてもらうことです。
行動に繋げるには、論理的な内容をいくら説明しても意味がありません。
相手の感動を揺り動かすことが欠かせないのです。
果たしてどんな状態が、感情を揺り動かされた状態といえると思いますか。
②欲求の喚起…「それ欲しい!」「すごくいい」という欲求が喚起される
③共感…「その通り!」「そうそう分かる」という納得と共感が生まれる
④イメージ…「面白そう」「美味しそう」「自分にもできそう」とイメージができる
このような感情を持ってもらえれば、あなたのプレゼンによって相手の心は動かされています。
ですから感情面を揺るがすような体験談、実験などを織り交ぜて話を進める必要があるのです。
プレゼンの聞き手は「説得して欲しい」と思っている訳ではありません。
説得よりも納得、納得よりも共感したい、というのが本音です。
興味のないことを説得されて半ば騙すように取り入れるよりも、自分自身が納得して共感した方が実行する気持ちになるはずです。
まとめ
いかがでしたか?
プレゼンが苦手な人というのは、人前に立つのが苦手、作成した資料に不安がある、自信がないなどの要素を抱えている場合が多いです。
緊張を克服するには、事前リハーサルや資料のブラッシュアップなどで、不安要素を潰し、自信を持たせることが大切ですね。
プレゼンが上手な人は、淡々と論理的に話をするだけでなく、聞き手の感情を揺さぶる話題を提供します。
聞き手は自身で納得して共感した時に、行動を起こしたいという気持ちになります。
プレゼンの目的である「行動してもらうこと」に繋げるには、聞き手の共感を呼ぶプレゼンを心がけるようにしましょう。
