10分間のプレゼンをするには文字数やスライド数はどのくらい?
プレゼンの構成はどうやって作るのがいいの?
10分という時間を与えられてプレゼンをすることになった時、あなたはすぐに作業に取り掛かれるでしょうか。
10分という時間を有効に使うために、文字数、スライド数、構成など、悩ましい点は多々あります。
特に初心者は文字だけで埋めようとする傾向にあるので、文字以外のツールも考慮した文字数を考えることが必要です。
緊張しやすい人はプレゼンの時に早口になってしまい、聞き手に伝わらないということにもなります。
ここではプレゼン10分にちょうどいい資料の構成の作り方や文字数を見ていきましょう。
プレゼンテーションを成功させるコツも一緒にご紹介します。
プレゼン10分の文字数の目安とは?
Original update by:すしぱく
プレゼントに10分という時間をもらった時、どのくらいの資料を作成するべきでしょうか。
実際にプレゼンをするのはあなたなので、どのくらいの文字数があれば10分におさまるのかも重要ですね。
プレゼンやスピーチなど、聞き手がいる場合に相手が理解しやすい話のペースは、1分間に300文字が適切だといわれています。
話すことのプロであるアナウンサーでも、1分間で話す文字数は350文字といわれています。
一般人が同じ350文字にすると、早口になってしまい聞き取りにくいプレゼンになってしまいます。
滑舌が良いアナウンサーと同じとは考えるべきではありません。
では1分間に300文字として、10分間のプレゼンをするとなると、単純に計算すると3000文字ということになりますね。
ただ話すだけなら良いのですが、プレゼンは内容を理解してもらうため説明が必要です。
しかも、あまりに文字ばかりのプレゼン資料は、聞き手側に「難しそう」「長くなりそう」といったマイナスのイメージを与えてしまいます。
プレゼン資料では文字と図表のバランスが大切です。
ですから、10分のプレゼンでの文字数の目安は1500文字~2000文字程度が良いでしょう。
プレゼン10分のスライド枚数の目安とは?
プレゼントいえば、多くの場合パワーポイントというオフィスソフトを使用します。
パワーポイントでは「スライド」という1枚の紙の中で、伝えたいことを表現していきます。
では10分のプレゼンの中では、スライド何枚くらいで構成するのが良いのでしょうか。
プレゼンで1枚のスライドにかける時間は1分~1分半といわれています。
10分のプレゼンであれば、スライド枚数は5枚~6枚が良いでしょう。
もちろん1枚のスライドを構成する内容の濃さによっても異なります。
内容が濃いスライドは説明にも時間がかかるので、内容が少ないスライドを用意してバランスを取るのも一つの方法です。
実際にプレゼンを行うと実際よりも長くなることが多いです。
1枚を1分として10枚などと、きっちり決めてしまうと時間がオーバーしてしまうでしょう。
そういった予測を含めて、スライドは少な目に用意することを心がけた方が良いです。
10分プレゼンの構成とは?
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10分プレゼンとはいっても、構成をしっかりと考える必要があります。
10分という時間を有効に使うための構成を見ていきましょう。
序章
オープニングです。
誰を対象にしたプレゼンなのか、おおまかなテーマについて述べます。
聞き手がこのプレゼンに興味を持って聞けるような出だしにしましょう。
「目次」として全体の構成を見せるのも良いでしょう。
本論
本論はプレゼンの中でもっとも言いたい事、伝えたい事をまとめていきます。
本論の中でも順序立てて構成していく必要がありますね。
まず「現状がどうなっているのか」を説明します。
そこにどんな問題が起こっているのか、何が問題なのかを提示します。
次にその問題をどうするのか、を述べます。
問題解決のための商品やサービスの紹介や、対応策を提示します。
最後に対応策によってどんな効果が得られるのか、明確な効果は何なのかをまとめていきます。
また、その対策に対する問題点はないかなども提示していきます。
結論
これまでプレゼンした内容を結論としてまとめます。
全体の振り返りと、最も重要なポイントのおさらいをします。
また今後の発展を期待させるような前向きな締めくくりを意識すると良いでしょう。
ポイントは何を伝えたいプレゼンだったのかが、聞き手に伝わることです。
プレゼンテーションを成功させるコツとは?
プレゼンテーションを成功させるには、いくつかのコツが必要です。
プレゼンは人前に立つことが多いので、慣れていないと緊張してしまうでしょう。
そんな時に、原稿を棒読みしている、いつも下を向いている、早口、一文が長いのでは、内容が分かりにくく伝わりません。
あなたのプレゼンの後に疑問が残ってしまうのは、決して成功とは言えませんよね。
まず原稿ばかりを見てプレゼンをするのはやめましょう。
原稿を見ると下向きになるので、自信がなさそうに見えますし、声も届きにくいです。
プレゼンは目の前の聞き手に訴えかけるものです。
ですから、顔を上げて聞き手の顔を見て話すのが基本となります。
また緊張すると自分でも驚くほど早口になります。
早口になると適切な区切りやスピード感を保てなくなってしまいます。
緊張しがちな人は、日頃から「ゆっくり話す」ということを意識するようにしましょう。
句読点を長めにとるというのも、ひとつの方法です。
そして接続詞で繋いで一文を長くしないことも大切です。
なるべく分かりやすい簡単な文章で、一文を短くまとめるようにしましょう。
こういったプレゼンを成功させるためには、事前の練習がとても重要です。
プレゼンでの失敗のほとんどは「緊張」から来るものが多いので、緊張をコントロールする必要があります。
緊張をコントロールするには、人前でのプレゼンに慣れるのが1番です。
練習の段階で聞き手役を立てて、必ず人前で練習するようにしましょう。
また練習相手になってもらった相手に、良い部分悪い部分を言ってもらい、プレゼンの参考にします。
評価されているようで聞くのは嫌かもしれませんが、客観的に見てくれる第三者からの意見は貴重です。
プレゼンの資料をしっかりと作ることはもちろんですが、それを伝えるための練習も欠かさないことが重要です。
まとめ
いかがでしたか?
プレゼン10分の中にたくさんのことを詰め込んでしまうと、分かりにくいプレゼンになってしまいます。
文字ばかりのプレゼンも聞き手側にはマイナスのイメージを与えてしまうでしょう。
プレゼンには文字と図表・イラストなどのバランスが大切です。
スライドもなるべく少な目に作成するようにすると、話が長くなっても対応できます。
プレゼンのコツは、原稿を棒読みせずに聞き手の顔を見ながら話すことです。
その為には事前に本番を想定した練習が不可欠となります。
