5分間スピーチではどんな内容を話せばいいの?
5分間スピーチのネタ探しや構成のコツってどんな感じ?
5分間スピーチとなると、ちょっと時間的に長めと感じるのではないでしょうか。
気軽に話せば終わる時間ではないので、どんな内容を話すべきか構成をしっかり考える必要があります。
内容のないスピーチをダラダラ話していても、聞いている人を飽きさせてしまいますし、時間が余って沈黙が流れても気まずいですよね。
ここでは5分間スピーチのネタ探しや構成のコツはもちろん、気になる文字数もご紹介します。
Contents
5分間スピーチの文字数の目安とは?
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5分間のスピーチとなると、文字数にしてどのくらいになるのでしょうか。
単純に1分間に話せる文字数を考えてみましょう。
1分間に聞き取りやすいスピードで話をした場合、必要な文字数は250文字~300文字といわれています。
あまりに文字数が多ければ早口になってしまい、聞いている人にも「何を言っているか分からない」となってしまいます。
あくまで聞いている人が聞き取れるスピードで話した場合、300文字以内に収めるのが良いでしょう。
プロのアナウンサーでも1分間に話す文字数は350文字だといわれています。
一般人がスピーチするのであれば、活舌の問題を考えても、もっと少なめがいいのは分かりますね。
1分間に250文字とすると、5分間は単純計算で1250文字です。
あとはスピーチする人の話すスピードにもよるので、平均して5分間スピーチであれば、1000文字前後と考えるのが良いでしょう。
ネタやテーマになるお題探しのコツとは?
5分間スピーチで良いネタを探すには、ちょっと深堀りできるネタが良いでしょう。
深く探れるものといえば、やはり自分に関わることが多いですね。
例えば「座右の銘」などはどうでしょう。
自分の座右の銘について、何をきっかけに座右の銘になったのか、どんな体験をしたのかなどを語ることができます。
また座右の銘を持ってから変わったこと、良かったこと悪かったことなど、どんどん掘り下げていくことができます。
また「尊敬する人」というのも良いですね。
両親、恩師、会社の上司など、あなたの尊敬する人像をスピーチします。
尊敬する人との間にどんなことがあったのか、あなた自身はどんな人になりたいのかなど、将来を見据えたスピーチも素敵ですね。
他にも「失敗談から学んだこと」というのも良いスピーチになります。
人は成功したことよりも失敗から学ぶことの方が多いです。
ですから、どんな失敗をして、どんな学びがあって、その後の人生にどんな風に生かせたのかなど、聞き手側にも学びになるスピーチができるでしょう。
このように、自分を中心にネタを探すと、5分間というスピーチでも話しきるネタはあると思います。
他人のことでは真実味に欠けますが、自分のことであれば、信憑性もあり聞き手を引き込むスピーチにすることも可能です。
自己紹介の内容は?
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5分間スピーチであれば最初に自己紹介をするのも良いでしょう。
自己紹介の内容は以下の通りです。
- 名前
- 学校名・学部・会社名・所属部署など所属している場所が分かる内容
- チャームポイント
- 趣味・特技
- 他の人にはない特徴
これらの内容を簡潔に述べましょう。
自己紹介で時間を取ってしまうと、後の本題に使う時間が無くなってしまうので、短めで良いです。
自分のことを話すので原稿やメモを見るのではなく、顔をあげて自信をもって発言しましょう。
聞き手である相手の顔を見て語り掛けるように話すことができれば、この後に続く本題への流れをスムーズにすることができます。
ありきたりな自己紹介では印象に残りにくいので、できるだけあなたにしかない個性を発言できると良いですね。
5分間スピーチの時間配分とは?
5分間スピーチと聞くと長く感じますが、実際に内容を作りこんでいくと想像以上に速いと感じるかもしれません。
余計なことを付け加えてしまったり、話が脱線すればすぐに時間をオーバーしてしまいます。
そのためにもしっかりと時間配分を考えることが必要です。
5分間と考えると感覚で時間を測ろうとしても、なかなか難しいです。
ですから5分間を1分間の5等分と考えましょう。
そう考えると気持ち的にも楽になります。
難しく考える必要はなく、大体均等に振り分ければ収まります。
- 自己紹介…1分
- 本題…序章1分、本章2分
- まとめ…1分
このように振り分けたら、それぞれの時間に合わせて内容を作りこんでいきましょう。
あまりきっちり組み込むと、その通りに行かなかった場合に、焦って話せなくなる可能性があるので、あくまで大雑把に考える感じでOKです。
5分間スピーチの話し方のコツとは?
スピーチで失敗する人の多くは一字一句まで原稿をしっかり作って丸暗記し、次の一文を忘れて頭が真っ白になってしまい、言葉が出なくなるというパターンです。
5分間のスピーチを一字一句暗記するのは不可能です。
ですから暗記をしようとしたり、原稿を作成して読み上げるのはやめましょう。
手元には原稿ではなく話す内容の要点を書いたメモ程度を用意しておきましょう。
文章を暗記するのではなく流れを頭に叩き込んでおくのが上手に喋るコツです。
構成を考える段階で、思い浮かんだ内容を紙に書き出すのは良いのですが、流れを決めたらその紙は伏せてメモ書きだけを持って練習します。
練習の中で詰まってしまったら、その部分だけを原稿で確認しておきます。
そして再び、メモだけを使って練習します。
これを繰り返すことで「流れ」を頭に叩き込むことができるので、本番でも怖くなくなります。
5分間スピーチの作り方とは?
5分間スピーチの作り方を見ていきましょう。
①テーマを決める
最初に決めるのは何について話すかという部分です。
結婚式の友人代表ならお祝いの気持ち、忘年会なら1年のねぎらいの言葉、イベント挨拶ならイベントの内容紹介と注意事項などです。
何の目的で話すのかを考え、それを簡潔に表現できるようにしましょう。
テーマは必ずひとつに絞るつもりで決めることが大切です。
②話したいことを書き出す
テーマが決まったら、まずは話したいことや思いついたことを単語や箇条書きで書き出しましょう。
初めから文章にすると手が止まってしまうので、まずは単語レベルで構いません。
あとでそれらを見直して繋げていくイメージです。
順序や内容などは考えずに思いつくままに書き出すのがコツです。
③構成を作る
5分間スピーチの構成は「冒頭」「本題」「まとめ」といった3部構成にまとめるのが良いでしょう。
冒頭で大切なのは、聞き手の心をつかむことです。
第一声は聞き手も注目する瞬間なので、ここで聞き手の気持ちを掴まないと始まりません。
「何について話すのか」「なぜそれについて話すのか」などをまとめましょう。
次に「本題」です。
ここはスピーチの中で1番言いたいことを発表します。
「冒頭を裏付ける根拠」や「具体的なエピソード」などを話しましょう。
できればストーリー仕立てにすると、聞き手側も入り込みやすいです。
最後はまとめです。
ここまで話したことを総まとめする内容で締めくくります。
「何について話したのか」「何を伝えたかったのか」を簡潔にまとめましょう。
④内容に肉付けする
スピーチの内容を見直してみて、内容が薄いと思ったら、本題の部分に肉付けをしていきましょう。
本題といっても長文にならないように、できるだけ一言で表現するのがコツです。
このスピーチで言いたいことを説明するためには、何を言わなければならないのかという視点で、肉付けしていきます。
話の方向がずれたり、余計なことを交えないように、冷静に判断しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
5分間スピーチではちょっと語れる内容をネタに選ぶことで、より深いスピーチができます。
色々なことを少しずつ話すよりも、一つのことを深く話した方が聞き手の頭にも残りやすいです。
さすがに5分間スピーチとなると暗記するのは難しいですし、本番で頭が真っ白になることも考えられますので、練習の段階でメモ程度の原稿を使って話すことに慣れるようにしましょう。
長いようで短いのが5分間スピーチです。
話すべきことをしっかり把握して、堂々とスピーチしたいですね。
