どうしたら面白いプレゼンって作れるの?
選ぶテーマが悪いのか、発表の仕方が悪いのか…?
プレゼンを面白くするためには、何が重要なのでしょうか。
多くの人は内容が面白くなければ、面白いプレゼンにはならないと感じているかもしれません。
一方で、テーマが難しくても、面白いプレゼンをする人がいるのも事実です。
面白いプレゼンに大切なのかテーマなのでしょうか、話し方なのでしょうか。
ここでは面白いプレゼンをしたいという人のために、どんなテーマでも面白くできる発表の仕方をご紹介します。
具体的なプレゼンの仕方も見ていくので参考にしてくださいね。
Contents
プレゼンのテーマが面白くなくても、面白いプレゼンができる!?
Original update by:すしぱく
プレゼンをする際には「どんなテーマでプレゼンするか」を考えます。
そのテーマに興味を持つ人が多くて興味深ければ、もちろん面白いプレゼンになるでしょう。
しかしテーマで面白さが決まるのであれば、同じテーマにする人が被ってしまい、似たり寄ったりになる可能性もあります。
それに面白いテーマは人それぞれで、これ!と決めることはできません。
しかしテーマを決めるためのヒントはあります。
それは「GDTの法則」を参考にすることです。
GDTの法則とは人間の欲求を9つに分けて、その9つをG、D、Tに類型化したものです。
- Goal (目標)…時間をかけたくない/努力はいらない/お金を稼ぎたい
- Desire (欲望)…お金が欲しい/キレイになりたい、モテたい/悩みから解放されたい、快適な生活
- Teaser (焦らす、悩ます)…期間限定です、今だけ/~な方法とは/お金の流れ
これらの9つの欲求をプレゼンのテーマに含めていくことで、聞き手の欲求を刺激することができます。
その結果、聞き手から強力な反応が取れるプレゼンを作成することができます。
9つのうち少なくとも3つはテーマや内容に含めて刺激するようにしてください。
でも、プレゼンのテーマを面白くすることだけが、プレゼンを面白くする方法ではありません。
例えテーマが面白くなくても、プレゼンの仕方を工夫すれば面白いプレゼンができます。
表情、身振り手振りを上手に使って、聞き手の視覚からの情報を増やし、印象付けることもできます。
また、ストーリー性のある話し方、体験談を含めた親近感のある表現方法など、話し方によってもプレゼンの面白さは変わります。
面白い発表の仕方とは?
それでは面白い発表の方法を見ていきましょう。
プレゼンが上手な人のほとんどが気を付けている内容です。
構成がなぜ、なに、どのように、どうなるという流れになっている
まずプレゼンの構成は聞き手を引きつける上で大切な要素です。
構成ではまずプレゼンの中で言いたい事、結果論を最初に提示しましょう。
もったいぶって、様々な仮説や説明をした後に結論を言うよりも、先に結論を言ってインパクトを与え、そこから詳細に入る方が聞き手も分かりやすいのです。
結論を提示したら、そこから「何故、その結論に至ったのか」を説明していきます。
更に、その結果「何が、どのように、そうなる」といった流れに沿って話せると良いですね。
最終的にその結論に納得できる、説得力のある内容になっているのが前提です。
話の中にストーリーが入っている
プレゼンでは伝えたい内容をそのまま伝えるだけでは、相手に届きません。
聞き手の耳に入った言葉を通り過ぎるだけにしない為には、共鳴・共感できる内容に置き換える必要があります。
そのヒントが話の中にストーリーを入れることです。
ストーリーは自分自身の体験談、失敗談などを盛り込むと良いでしょう。
特に失敗談は同じような経験をした人には、大きな共感を生みます。
またプレゼンを通して1人の人物像を仮定して、その人物が成長し成功していくストーリーとするのも良いですね。
ストーリーにすることで、聞き手に想像しやすい世界を作ることができるので、プレゼンの内容に引きこむことができるのです。
身振り手振りや、話のタメなどを使っている
プレゼンをする時に原稿を読み上げるだけのような、淡々とした話し方をする人がたまにいます。
そんなプレゼンは内容に興味があっても、途中で眠くなってしまいます。
聞き手を飽きさせないプレゼンとして、身振り手振りで見る人を楽しませるという方法もあります。
大きさを表現したい時に、両手を広げて大きいものを大袈裟に表現したり、重要な所ではコブシを握って力強く話すなど、身振り手振りで大切な部分を聞き手に伝えます。
また画面やホワイトボードの重要な部分をしっかり指差す、分かりやすく示すという方法も、聞き手には非常に分かりやすく有効です。
またずっと話し続けるのではなく、話のタメを使うことも意識しましょう。
聞き手に投げかけて考えさせたり、急に黙り込んで聞き手の興味を引くといった手法も覚えておくと良いですよ。
具体的なプレゼンの仕方とは?
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面白いプレゼンをやるための具体的な方法を書いていきます。
いくつかの方法を書いていくので、できそうなものから取り入れていきましょう。
ワンセンテンス・ワンパーソンを使う
プレゼンは一対多数で行うことが多いですが、その場合にワンセンテンス・ワンパーソンは有効です。
これはどんなに大勢の聞き手がいても、話す時には一対一で話すつもりで伝える話し方です。
句読点までを一区切りにして、会場にいる一人一人に語りかけるように話します。
その時に会場にまんべんなく目線が行き渡るように、右後方、左前方、左後方、右前方といった感じにジグザグに視線を動かしましょう。
聞き手に「自分に話しかけている」という感覚が芽生え、あなたのプレゼンを無視できない状態になります。
サティアカテゴリーで感情をポーズで伝える
実は言語や文化、人種を超えて伝わる非言語メッセージやポーズがあるのをご存知ですか。
これがサティアカテゴリーと呼ばれる5つのポーズです。
5つのポーズとはプレケイター、ブレイマー、コンピューター、レベラー、ディストラクターです。
5つのポーズを取りながら話すことで、あなたが伝える言語と非言語メッセージに一貫性を持たせることができます。
また、言葉のみならず非言語で相手にメッセージを伝えることができるという効果もあります。
聞き手の目を管理する
プレゼンをする際は、必ず聞き手の目を見るようにしましょう。
人は目を見られるだけで、相手を無視できない反応が生まれます。
プレゼンをするあなたが、聞き手の目を管理するのです。
例え、あなたが聞き手の目を見ようとしても、配布資料に目がいっているとそれは不可能になります。
しかもそのままでは、あなたの話も届かなくなってしまいます。
それなら資料は配布せず、画面に映してプレゼンするなど、聞き手の意識をあなたに集中させるように「目の管理」を行うようにしましょう。
声を意識する
プレゼンをする時の声は、プレゼンの印象に38%の影響を与えるといわれています。
まず声の大きさですが、基本的には1番後ろの人に聞こえる大きさで話します。
そして大切な部分はゆっくりと大きな声で言うと強調されますし、注目させるためにあえて小さい声で言うのも効果があります。
プレゼンでは沈黙を怖がる人も多いですが、プレゼンが上手い人は沈黙を上手に利用します。
相手の注意がこちらに向くまで沈黙して待つことが沈黙の活用法です。
沈黙と並んで利用したいのが話と話の間に間を空けることです。
間を空けることで「次は何を言うのだろう」と期待させたり、「今の話の意味は?」と考えてもらう時間になります。
また間を空けることで、聞き手が話を整理して、理解する時間にもあてることができるのです。
特に伝えたいメッセージやキーワードの前に間を取ると効果的です。
キーワードといえば、プレゼンの鍵を握る大切な役割をしています。
ですからキーワードを言う時にはアクセントをつけてみましょう。
例としては2020年の東京オリンピック招致プレゼンで有名になった「お・も・て・な・し」という言い方です。
多くの人の記憶に残るメッセージになりましたよね。
最後に、無意識で口にしていることが多いのが「えー」「あのー」といったノイズです。
これはあなたにとっては言うことを考える、言葉を選ぶ時間になるかもしれませんが、聞き手にとっては耳障りな雑音でしかありません。
頻繁に続けば話の内容よりもノイズが気になって、プレゼンの内容どころではないでしょう。
ノイズは絶対にやめましょう。
まとめ
いかがでしたか?
面白いプレゼンをしようと思うと、面白いテーマを考えようとする傾向にあります。
しかし、テーマよりもプレゼンの方法や話し方を知っていれば、どんなテーマでも面白いプレゼンになります。
プレゼンでは視覚から入る情報が聞き手へ与える影響の多くを占めています。
ですから身振り手振り、表情、目を合わせることなどが重要になってきます。
テーマを考えるのに時間を使うよりも、どんなプレゼンでも聞き手の興味を集めるプレゼンの仕方を学んだ方が効果的です。
ここで紹介した方法を少しでも役立ててみてくださいね。
