心を掴む心理学

バンドワゴン効果とは?具体例は?

「人をひきつけるためのポイントは?」

「どうすればビジネスを拡大することができるのか?」

街中を歩いている時に、行列のできたラーメン屋を見た時に、あなたはどのように思いますか?

「すごい名店なのかな?」「何か特別なものが売っているのか?」など、興味をひかれた記憶がある方はバンドワゴン効果の影響を受けています。

例えば、周りのみんながスマートフォンをもっているのに、自分だけがガラケーだと、どのように感じますか?

「スマートフォンって便利なのかな?」「自分だけ乗り遅れているのでは・・・」と落ち着かない気持ちになるのではないでしょうか。

このように、周りの多くの人たちが選んだものをみると、そちらの方向に気持ちが揺れ動くことを「バンドワゴン効果」と言います。

バンドワゴン効果は、マーケティングだけでなく様々な分野で活用されています。今回は、バンドワゴン効果の具体例と活用方法についてまとめましたので、参考にしてみてください。

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バンドワゴン効果とは?

バンドワゴン効果とは、「多数の人が賛成・支持をするほど、その選択肢の支持が強まっていく現象」を言います。

簡単に言うと、「皆が良いものは、良い」と感じてしまうことですね。

1950年にアメリカの経済学者であるハーヴェイ・ライペンシュタインが提唱したものであり、個々の消費者の購買行動について考察した所から始まりました。

バンドワゴンとは、行列の先頭で音楽を奏でながら進む車の事であり、「流行に乗る」「勝ち馬に乗る」という意味を持っています。

現在FacebookやInstagramなどのSNSは、日本だけでも利用者が1000万人を超えています。
その多くの方が、利用を始めたきっかけとして「友人の紹介」や「メディアの情報」を挙げています。

ここには、「皆が良いと言うものには価値がある」と錯覚するバンドワゴン効果が関わっています。

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バンドワゴン効果は選挙で使われる?

バンドワゴン効果がみられる代表的なものとしては、選挙があります。

例えば、ある選挙において、強い思い入れもなくなんとなく投票しようと考えていた候補者Aがいたとします。

しかし、選挙予測報道において、候補者Bが人気だと知ったらどうするでしょうか?

実は、「それだけ人気が集まるBの方が優秀に違いない」
と考えて、Bに投票してしまう方がいるのです。

これは、バンドワゴン効果の影響を受ける有名な事例の一つで、実際に、マスメディアで優勢とされた候補者に投票が集まることが分かっており、マスメディアの偏向報道には注意が払われています。

その他のバンドワゴン効果の具体例とは?

行った事もないのに、ぐるなびで4.0以上の評価を得ている焼肉屋は美味しいに違いないと期待したことはありませんか?

元々はほとんど関心がなかったものでも、多くの人たちが高評価を付けていたり、絶賛のコメントがあるとバンドワゴン効果が現れやすくなります。

バンドワゴン効果は日常の様々な場面で見られますが、その効果を実証した実験もあります。
バンドワゴン効果が良く表れている実験として、心理学者のソロモン・アッシュが行った同調実験です。

アッシュの同調実験

アッシュの実験では、複数人の人が実験室に集められました。

しかし、実際の被験者は1人だけで他の人たちは皆「サクラ」です。

実験の内容はシンプルであり、提示されたカードに描かれた線の長さと同じものを、別のカードの中から選ぶというものでした。

この実験から、明らかに線の長さが異なると分かるものでも、周囲の人々が「線の長さが同じである」と答えるとそれと同様の答えをしてしまうことが見られました。

日常場面でも、食事に行った先で「ここのお店の料理美味しくない・・」と思っても、周りの人たちが「おいしいね!」と言っていたら、「美味しくない」とは言いにくいですよね。

このように、たとえ非合理だとしても周囲の他者の言動に、人は大きく影響を受けることが分かります。

その他にも、以下のような例があります。

会議

会議もまたバンドワゴン効果が現れやすい場所の1つです。

バンドワゴン効果を上手く活用すると、自分の意見が通じやすくなります。

その方法とは、事前に打ち合わせを行い、自分の意見を伝えた際に「賛成」の声をあげてもらうということです。

意見を伝えた際に多くの人が、「賛成」としているのをみればバンドワゴン効果が発揮されやすく、迷っている人たちはそちらの意見を良いものだと感じやすくなります。

広告・セールス

街中やインターネットの広告などで「人気No1商品」、「10万人が利用したヒット!」などの文言をみたことはありませんか?

あるいはセールスの場面においては、「大変多くのお客様からご好評の声をいただいております」「今、1番売れている商品はこちらになります」などの話を聞いたことはありませんか。

これらは「多くの人が利用しているものなのだから、良いものなのだろう」という心理を働きやすくさせるものであり、バンドワゴン効果の代表的なものと言えます。

例えば、あなたがある商品のコピーを書く場合。

冒頭部分では、「アマゾンランキングNo1」や「楽天ランキングNo1」という文言を積極的に盛り込む方が良いでしょう。

インターネットの場合、人はその記事を読むか読まないかを3秒で判断していると言われています。

この記事を読む価値があるということを理解してもらうために、冒頭では読者にとってのメリットやベネフィットの他に、このような多くの支持を得ているという言葉を盛り込みましょう。

スノッブ効果とは?

バンドワゴン効果は、多くの支持を得ることで「私もほしい」と思わせる心理学ですが、逆に誰も持っていないから「欲しい」と思わせる心理学があります。

例えば、大事なデートの日に、自分の服装と全く同じ服装の人を見つけた時、もやっとした気持ちになりませんか?

大切な人にもらった香水と同じ香水を友達が使っていたら、ちょっと使いにくくなったりしませんか?

人には、「周りと同じでありたい」という欲求がある一方で、「自分は特別でいたい」という欲求もあります。

そのため、「世界で○○個限定」という言葉に魅力を感じ、高い商品ほど希少であり価値があると感じるのです。

スノッブ効果は、このような人の心理を活用した方法であり、「みんなが使ってないから価値がある」という「希少性」や「限定性」に訴求をして購買意欲を刺激するマーケティング手法です。

その他の例としては以下のようなものがあります。

  • 人気のため販売終了になった商品の復刻!
  • アイドルの「限定商品」の販売
  • 「秘境を巡る」ツアー企画

ヴェブレン効果とは?

スノッブ効果は「少ないから価値がある」と感じる心理学ですが、「高級だから価値がある」と感じる心理学もあります。

ヴェブレン効果は「見せびらかしの消費(顕示的消費)」とも言われており、見せつけることを目的に消費を促すマーケティング手法に使われます。

例えば、「シャネル」や「グッチ」などの高級商品が当てはまります。

高級品であるため、購入できる人は限られてきます。

そのような商品を身につけている事に対して、優越感を感じるため消費活動が促されるのです。

ヴェブレン効果は、「価格の安いサービスは劣悪品、価格が高いほど優良品」という心理に訴求をしたマーケティング手法に活用される心理学です。

その他の例としては・・

  • コンビニやスーパーでのプレミアム商品の発売
  • クレジットカードのゴールドカード以上のお客様限定サービス
  • ソムリエのエキスパートが厳選する高級ワイン

アンダードッグ効果とは?

バンドワゴン効果は、「多くの人が賛同しているものは良いものだ」と感じる心理のことですが、その対極の心理効果もあります。

それを、アンダードック効果と言います。

アンダードッグ効果とは、「判官びいき効果」とも呼ばれ、「不利とされた状況に置かれたものをみると援助をしたくなる」心理のことです。

例えば・・

  • 怪我をしても一生懸命に走っているランナーを応援してしまう
  • 亡くなった主人の代わりに選挙にでる「弔い選挙」
  • 今日中に完売しないとクビになるという「泣き落とし戦略」
  • 甲子園などのスポーツ観戦でついつい負けている方を応援してしまう
  • 一発逆転のクイズ番組で最下位のチームを応援してしまう

このように、負けている方や弱い立場の方を応援したくなるのは、アンダードック効果によるものと考えることが出来ます。

アンダードック効果はバンドワゴン効果とは逆の効果とも言えますが、上手く活用することで、バンドワゴン効果を強めることも出来ます。

商品の販売に置いて、バンドワゴン効果を発揮するキャッチコピーや口コミを活用するとともに、商品の開発プロセスとして「劣勢の中から懸命の開発努力を行い作り上げた商品である」ということをアピールすることが出来れば、アンダードック効果も現れる可能性が高まります。

このように、アンダードック効果スノッブ効果ヴェブレン効果バンドワゴン効果は普段の消費活動の源となる心理であるため、上手く組み合わせて活用することが人の心を動かしていく上で大切になります。

まとめ

バンドワゴン効果は、元来個人の購買行動の分析から提唱されたものですが、現在は様々な場面においてその効果が利用されています。

  • バンドワゴン効果とは、「多数の人が賛成・支持をするほどその選択肢の支持が強まっていく現象」のこと
  • バンドワゴン効果の代表的なものとして「選挙」があるが、その他にも「店の集客」や「会議での発言」、「セールス」など多様な場面で現れる
  • 多くの実験により、条件によっては内容が明らかに非合理的なものでもバンドワゴン効果は現れることが分かっている
  • バンドワゴン効果の対極な現象として「アンダードッグ効果」があり、両方の効果を活用することで人に与える影響力を強めることが出来る

SNSの普及により、多くの情報が素早く拡散するようになっており、バンドワゴン効果の威力はさらに強くなってきます。

有効な人間関係の構築やビジネスなどにおいても活用できますので、是非参考にしてみてください。


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